2018/06/21
病院新築移転に伴ってFTSの経鼻内視鏡を導入した。以前勤務していた病院ではオリンパスの経鼻内視鏡だったが、FTSの経鼻内視鏡は画質が明るいこと、吸引のパワーがいいことなどオリンパスよりはいい感触だった。
本書は全体を通して、きれいな写真が多く、丁寧に書かれていて、実践的でわかりやすい。よくない例も写真と図で説明されており、親切だ。検査機器に関する解説も詳しく、これから導入する場合の機種選定の参考になるとも思われる。
前処置の仕方や鼻出血への対応、耳鼻科疾患の写真や記述も参考になる。生検方法での操作のコツや消化管病変の解説がもっとあってもいいのではと思った。当院の看護師2人のコメントは以下の通り。
看護師Kさんの感想:耳鼻科の解剖は、学生時代もほんの少ししか教えてくれず、ほとんど知らなかったが、一応よくわかった。memoの部分がわかりやすかった。麻酔を噴霧するときは息を止めてすることや、側臥位ですると内耳を麻酔してしまう危険があることを初めて知った。いろいろな前処置方法の記載があるが、どれがいいのかよくわからない。当院では現在スプレー法で行っているが、ネラトンを使った方法の有用性がよくわからない。使用する薬品について、具体的に何ml以上は危険であるなどわかりやすかったが、プリビナの薬理作用がよくわからなかった。
看護師Mさんの感想:この本は、写真での解説・ポイントの記載などがあり、読みやすかった。前処置についても、これまではスプレー噴霧1、2回などとの説明しか受けていなかったが、本書では具体的に何mlと書いてあるのでよくわかる。問題のないキシロカイン投与総量も示されている。スプレーの先端にカテ装着の工夫は、感染予防にいいと思った。麻酔噴霧に関して、側臥位での危険性や、息を止めてすることなど、わからなかった事、細かい工夫点などが示されており参考になった。